教育活動

学部教育

2年: 在宅・緩和ケア看護学 I、在宅看護学Ⅰ

在宅ケアにおける制度、および地域社会における保健福祉医療の資源等についての基礎的内容について学びます。

3年: 在宅・緩和ケア看護学 II、在宅・緩和ケア看護学演習、在宅・緩和ケア看護学実習、在宅看護学Ⅱ、在宅看護学演習、在宅看護学実習

施設医療からの移行期から在宅ターミナルに至るまでの訪問看護に関する仕組み、看護技術、他職種連携等の理論と実践、さらに介護保険・医療保険等、諸制度のもとでの療養支援に関する制度利用の仕組み、サービス提供体制、ケアマネジメントについて学びます。
演習では具体的な訪問看護技術、および看護の展開を学びます。
臨地実習においては、訪問看護ステーションの実習のみならず、地域包括支援センターにおけるケアマネジメント、予防介護に関する活動の実際、および病院の退院調整部門における退院支援の実際について体験を通して理解を深めていきます。

4年: 緩和ケア看護学Ⅰ、緩和ケア看護学Ⅱ、総合実習Ⅰ、総合実習Ⅱ、卒業研究

緩和ケア看護学では、緩和ケア、終末期ケア(エンドオブライフケア)に関する諸概念・諸理論について学習し、緩和ケア、終末期ケアを必要とする人々への援助方法論を学びます。

総合実習Ⅰ

看護の統合と実践実習で学習した多職種との連携、医療安全、管理的視点を踏まえ、在宅医療介護チーム、および、病院の緩和ケア病棟の中での多職種支援や、看護師の役割を実践の中で学びます。

総合実習Ⅱ

4年間で学習した知識と技術を統合し、複雑な社会背景を持ち、様々な病状・病期にある在宅療養者およびその家族に対し、主体的に看護実践できる力をつけていきます。また、緩和ケアを受ける患者と家族が持つ全人的な苦痛について理解し、患者・家族の苦痛緩和、及び、QOL向上に向けた看護支援を展開していきます。

大学院教育

1年~:在宅・緩和ケア看護学特論Ⅰ

地域包括ケアシステムの構築の重要性と実際の理解を深め、地域包括ケアシステム構築に向けた看護の役割について考察を進めていきます。

1年~:在宅・緩和ケア看護学演習Ⅰ

文献レビューを通して、超高齢人口減少社会における在宅看護・地域包括ケアシステムの在り方、及び在宅療養における科学技術・ビッグデータの活用に関する研究動向を捉えることを目的に行っています。

2年~:在宅・緩和ケア看護学特論Ⅱ

在宅ケア看護学に関連する社会情勢の変化、諸制度および地域社会における看護提供の仕組み等を、国内外の研究論文および実践の知見等により探求するとともに、在宅ケア看護の専門的看護実践の研究を計画し、学位論文作成につながる研究に取り組み、自立して研究できる能力を習得する。

Voice 研究室の様子

●分野ゼミ(月4回)

輪番制で研究の進捗を発表し、参加者でディスカッションを行います。研究に対する理解が深まり、プレゼンテーションの技術を磨く機会にもなっています。

●分野の研究に関連するトピックスの共有(月2回)

医学・看護学ジャーナルの直近の論文から、読んでみたいと思った論文を紹介します。

●各研究プロジェクト定例ミーティングへの参加

臨床・教育・産官学といった他機関の方々の視点に触れ、研究を遂行するために必要な幅広い知識やコミュニケーション力を学ぶことができます。

さまざまなバックグラウンドをもつ先生方、大学院生がいます。行き詰ったときに意見をもらえるのも魅力です。